この宇宙の基本的な構成要素として、12の神聖幾何学的なエネルギーが存在しています。
このエネルギーを星座として表現したものが占星術などでも知られる「黄道十二宮」です。
この現実は物質が先んじて存在するのではなく、ある個人の意図・第一希望が反映された形で、霊的摂理に基づく現実創造プロセスが走り、黄道十二宮(など)の霊的エネルギーが組み上がっていき、物理現実が生起しています。
(これを読み解くのがエネルギーワーカーで、ここに施術介入するのがヒーラー)
物理現実の裏側を、霊的エネルギーの観点から読み解く技法としては、シータヒーリングがお馴染みだと思います。
シータヒーリングでは創造主のエネルギーを介して、最高の真実の観点から、現実の構成要素となるエネルギー要因を調査・確認します。
一方で、すべての手順方法を、術者が個別に行う為に「マニュアル指定」と言われるシータヒーリングでは、リーディングを行う際に、どの観点から最高の真実を創造主に問い合わせるかは、術者の指定次第になってきます。
つまり、霊視をする視点のアイデア出しや、エネルギーリーディング時の指定の検討が必要であり、この言語化・詳細化プロセスの労力、難易度が高いとも言えます。
今回は、エネルギーリーディングの観点をショートカットする霊視方式として、黄道十二宮のエネルギーを、霊視に活用する一つの方法をシェアします。
タイトルの通り、
「黄道十二宮のエネルギーをフィルタとして、現実を解析する」
ですね。
黄道十二宮的なエネルギーを「フィルター」として利用することで、対象の物理現実を生み出した、現実創造プロセスから、「特定の色味(といえるような波動の帯域)」だけを抽出し、分析することが可能となります。
※前回の記事と同様に、今回の記事も、黄道十二宮エネルギーの読み解き手/使い手であるヒーラー同士で、黄道十二宮のエネルギーを読み解く実践会をしていた中で、降りてきた案でした。
黄道十二宮のエネルギーは、その名の通り、12のエネルギーに分かれます。
いずれのエネルギーも波動が異なり、物理現実に影響する際の作用も異なります。
また、黄道十二宮について語られたルドルフ・シュタイナーの日本語訳書「星と人間」では、人体のどの部位と対応しているか、あるいは人の持つどのような世界観と対応しているか、が詳述されています。
例えば。
山羊座として表されるエネルギーは、現実から物事の本質を抽出する作用があるように見えます。
ルドルフ・シュタイナーは山羊座と関連付く人間の観点を「唯霊論」としましたが、山羊座のエネルギーを読み解くと、まるで「オレンジの実」を潰して、中に浸透していた果汁を搾り出し、「オレンジ・ジュース」として抽出するような作用があると見えます。
また、山羊座の次の星座である水瓶座は、占星術でも語られるように、革命的な、進歩・進化・発展を表すエネルギーとして見受けられます。
更に次の魚座のエネルギーは、物事の奥深くへと、どこまでも際限なく見通していき、延々と深化するエネルギーそのものとして見えています。
これだけだと「この世の基本的なエネルギーは12あるんだね、面白いね」で終わりですが。
黄道十二宮のエネルギーを読み解き、操作した上で利用できる術者なら、以下の手順で、各エネルギーの観点を用いて現実を解析が行えます。
Step1. 読み解きたい現実を決める
Step2. ある黄道十二宮のエネルギーを、対象の現実にフィルターのように翳して、その現実の霊的な構成要素をフィルター越しに読み解く
一例では。
山羊座のエネルギーは、物理現実の本質をジュースのように取り出す作用があります。
ここで、ある現実、例えば、自分が今所属している会社組織など・・・にフィルターとして翳すと、自分は、ここで何を受け取りたかったのか?が抽出されてきます。
私の場合は・・・、今、業務委託として所属しているシステム開発組織があるのですが、そこに所属すると言う現実は、私にとって「大企業の業務フローを肌感として理解し、体得したかった」という本質が抽出されてきました。
更に、別の例では。
水瓶座のエネルギーは、ある現実や、意図の進化・発展性を担う作用があります。
そこで、私が水瓶座のエネルギーを、同じ組織に翳すと。まるで、崩れ去るかのように構成要素のエネルギーがボロボロと崩壊する姿が見えました。つまり、この組織に長期間参画しても、発展性がないだろうと言うのが、瞬時に見えてきます。
あるいは、別の現在関わっているオンラインコミュニティに水瓶座のエネルギーをフィルターとして翳すと、大きく発展するエネルギーラインが複数見ててきました。
物理現実として顕現している、物事の発展性が、フィルターを翳すだけで、どの程度あるか、あるいは発展しないのか、瞬時に読み解けるので、便利ですね。
また、魚座のエネルギーは、ある物事の、より奥にある構成要素を読み解けます。
魚座のエネルギーをフィルターとして「本」に翳すと、著者が本の制作に対してどんな気持ちで向き合ってたか、編集者との関係はどうだったか、更には社内会議の雰囲気までも読み解き、どのように関係者の意図が組み上がって、やがて発刊に至ったか・・・が、瞬時にフィルター越しで見えたりしてきます。
(勘の良い方なら、これ、ある会社の発展性とか、商品の質とか、見えるのでは?と思いますよね)
・・・というように。
「黄道十二宮のエネルギーをフィルターとして翳す」という技は、瞬時に対象の現実を、ある観点からの構成要素毎に分解し、発展性や、本質などを読み解く技法としておすすめです。
ちなみに、上述の黄道十二宮のエネルギーを中心に学び、適切に読解・操作する技法に熟達する超感覚ヒーリング講座として、マルチプルアバンダンス特級「黄道十二宮シリーズ」が創始されています。
「黄道十二宮」に関して学ぶはじめの講座「黄道十二宮I」は、「マルチプルアバンダンス中級」まで修了していれば受講できますので。
ぜひ、中級(あるいは初級も)受けてみてください。